レシートをエクセル(CSV)に変換する4つの方法と、それぞれの限界
最終更新:2026年08月24日
レシートをエクセルの表にしたい理由は、だいたい3つに分かれます。会計ソフトに取り込みたい、経費精算の申請書を作りたい、単純に集計したい。どれを目指すかで、選ぶべき方法が変わります。
方法1:手で打つ
枚数が20枚以下なら、これが一番早いです。日付・支払先・金額の3列だけ作って打ち込みます。
ただし50枚を超えたあたりから急に苦痛になります。1枚あたり20〜30秒として、100枚で40〜50分。しかも消費税率の内訳やインボイス登録番号まで拾うとなると、1枚1分近くかかります。確定申告前に半年分がたまっている、という状況ではまず現実的ではありません。
方法2:スキャナで取り込む
ScanSnapなどの書類スキャナには、レシートを読み取って表計算ソフト用のデータにする機能が付いているものがあります。連続で紙を送り込めるので、物理的な処理は速いです。
弱点は本体が2〜4万円ほどすることと、感熱紙の薄いレシートが重なって送られやすいことです。毎月何百枚も扱う事業なら投資に見合いますが、年に一度の確定申告のためだけに買うには重い出費です。
方法3:会計ソフトのレシート読み取り機能を使う
freee会計やマネーフォワード クラウド会計には、スマホで撮ったレシートを読み取る機能があります。そのままソフト内で仕訳になるので、会計ソフトへの取り込みが目的ならこれが素直です。
気をつけたいのは次の2点です。
- 読み取り枚数に上限があったり、上位プランでないと使えなかったりする場合があります
- エクセルの表としては取り出しにくいことがあります。仕訳データとしてソフトの中に入る作りなので、「表だけ欲しい」用途とは相性が良くありません
方法4:変換ツールでCSVにする
写真をアップロードするとCSVが返ってくるタイプのツールです。エクセルでそのまま開けますし、会計ソフトの取込形式に合わせて出力できるものなら、方法3の代わりにもなります。
ソフトを入れ替えたり、機材を買ったりせずに済むのが利点です。一方で、読み取り精度はツールによってかなり差があります。とくに軽減税率8%と10%が混ざったレシートと、インボイス登録番号の読み取りは差が出やすいところなので、無料枠で自分のレシートを何枚か試してから決めるのが確実です。
枚数別のおすすめ
| 月の枚数 | 向いている方法 |
|---|---|
| 〜20枚 | 手入力。ツールを探す時間のほうが長くなります |
| 20〜100枚 | 変換ツール。無料枠で足りることも多い範囲です |
| 100〜500枚 | 変換ツールの有料枠、または会計ソフトの読み取り機能 |
| 500枚〜 | スキャナ導入、または入力代行の外注も検討 |
CSVにしたあとの注意
エクセルでCSVを開くと、「2026/8/24」が「2026年8月24日」に変わったり、先頭の0が消えたりすることがあります。会計ソフトに取り込む前提のファイルなら、エクセルで開いて上書き保存するのは避けてください。中身を確認したいだけなら、開いても保存せずに閉じれば問題ありません。
また、レシートをデータにしても紙の原本は原則として捨てられません。スキャナ保存制度の要件を満たした場合のみ廃棄できます。詳しくは領収書の保存期間は何年?紙を捨ててよい条件にまとめました。
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